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最近読んだ本のまとめ~生物~

更新日:2023年8月14日

学生時代を通して、しっかりと生物を勉強したことがなかった。今までの何となくの知識で得ていた生物の知識から想像する生物のイメージでは、理路整然としていなく、暗記科目のように思えたから。 そのような中、量子力学を学んだこともあり、シュレーディンガーの存在は知っていて、手に取った本が、『生命とは何か』だった。この本を皮切りに、生物に関する本を頻繁に読むようになった。 自分の勉強も兼ねて、最近読んだ生物の本で着目したポイントをまとめたいと思う。内容に関しては専門家ではないので日々勉強中。間違いがあれば指摘していただきたい。

生命とは何か

この本のあとがきにもあったが、この本が書かれたのが、1944年でDNAの二重螺旋構造が発見される前いうのが驚きだった。 クリストファー・ノーラン監督のTENETでも着目されていたように、エントロピーと生命は大きく関わっている。 人間は負のエントロピーを食べて、エントロピー増大を防いでいる」という考えは、物理と生物の接着点として新鮮だった。 生物を物理的な観点で説明できるという事実が私の心に刺さった。 もちろんかなり昔に書かれた本なので、現代との理論の差や、細かい点で間違っている部分はあると思うが、入門書としてわかりやすい内容になっていると思う。


生命、エネルギー、進化

こちらの本は2016年に書かれた本。最新の生物学の内容が記載されている。著者もシュレーディンガーの本はかなり意識している。生命は細菌と古細菌の内部共生によって始まったというのは衝撃だった。 またプロトン勾配によって、持続的にエネルギーの供給が得られるアルカリ熱水孔によって生命が細胞が生まれるという事実も、人類はここまで生命の誕生に迫っているのかというダイナミクスに触れることができた。

そして、「分子」→「生物の原形(細菌+古細菌)」→「真核細胞」の流れを知ることができた。文章が非常に読みやすく、内容が多岐に渡っていて飽きずに読めた。特に第二章は『生命、エネルギー、進化』の内容と重複している部分があり、よい復習になった。 前述の本では、生命の始まりについて1つの説しか触れていなかったが、実は熱水孔と温泉地帯と場所による2つの説があることを学んだ。 「生命の起源を作る」の章では、実験室で生命らしきものを作る過程が描かれ、ワクワクした。


我々は生命を創れるのか

文章が非常に読みやすく、しかも内容が多岐に渡っていて、飽きずに読めました。特にこちらの本の第二章が『生命、エネルギー、進化』の内容と被っています。

前述の本では、1つしか触れていませんでしたが、生命の始まりは、熱水孔と温泉地帯と2つの説があることを学びました。

生命の起源を作るの章は、実験室で生命らしきものを作る過程はワクワクしました。


生物と無生物のあいだ

ワトソン、クリックの二重螺旋構造の発見のストーリー、PCR検査の仕組みについてのトピックや、前述の『生命とは何か』について足りない部分について述べられていた。 生命とは動的平衡にある流れである。」という考え方は今まで学んでいた生物学だけではない、複雑系の概念を絡めた概念で、生物の本質を知るきっかけになった。 膵臓の機能を担うGP2というタンパク質について、それを取り除いたマウスが元気に生きているというオチ。生物はタンパク質から構成されるが、一つの機能が欠如したとしても、生物は動的平衡により成立しうることに衝撃を受けた。

創発の生命学

シュレーディンガーのエントロピーの話、散逸構造、複雑系の話から一つのフレームワーク(=創発的プロセス)を使って、細胞過程や生態系など様々な生物における仕組みを説明していた。上記の動的平衡と概念的には同じだと思う。

遺伝人類学入門

2003年にヒトゲノムが解析され、ヒトの起源がより鮮明にわかるようになった。ミトコンドリアDNAによって女性の系統が、Y染色体によって系統がわかるようになり、そこから男女の移動の仮説と文化との関連性を導いていた。理系と文系が合わさっている感じが素晴らしかった。

また、この内容を読んでいたことで、「サピエンス全史」で述べられているホモ・サピエンスの認知革命の部分がすっと頭に入りました。自分が学生の頃は、ネアンデルタール人からホモ・サピエンスに進化していたと習っていたと記憶していたが、ゲノム解析により進化の先にホモサピエンスがいないことがわかり、またネアンデルタール人とホモ・サピエンスは戦いの末に生き残った人種であるというのが、この本とリンクした。


最近は有機物から生命へ、生命から真核生物へ、そして人へ、概観を眺めた。これらの本をきっかけにさらに、「意識」の成立や「複雑系」に興味を持つようになった。



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