top of page

現代のシニフィエとは

Signifié On The Web


私はSignifié On The Webという作品を作りました。 どのような作品かというと、ある特定の単語をGoogle画像検索にかけ、ヒットした大量の画像をAIに学習させ、そのAIからイメージを生成させました。 例えば下にあるものは、Googleの画像検索で"apple”と調べ、表示された画像をAIにたくさん学習させ、生成イメージさせたイメージです。 下のイメージを見ると、食べ物のりんごとApple社のロゴが入り混じったようなイメージが生成されています。



これは、現代における言葉とイメージの対応関係をインターネット検索とAIを通じて描いています。

SignifiéとSignifiant

言語学者ソシュールが導入したシニフィエとシニフィアンという言葉の概念。毎回自分でもどちらかわからなくなるのですが、シニフィアンは、意味しているもの、表しているもの、シニフィエは意味されているもの、表されているものを表します。例でいうと、「海」という文字はシニフィアン、海のイメージや概念はシニフィエです。

現代の我々は、未知の何かの言葉(シニフィアン)を聞いた時、Googleの画像検索を行い、どのようなイメージかを探ります。現代人にとってのシニフィエはGoogleの画像検索なのではないかというところから、今回の作品を作りました。 Googleの画像検索は、様々な人がネット上にあげた画像から、その言葉と関連性の高い画像が上位から表示された集合知です。インターネットの発達によりシニフィエが人々の間で共有化されています。ソシュールがこの言葉を生み出した時点ではGoogleはなかったと思いますが、どうGoogle画像検索を解釈したのかは聞きたいところです。


時代や地域によるSignifiéの差


appleという言葉から想起されるのは、現代では食べ物ではなく、Apple社です。それらのイメージの差は画像検索に顕著に現れていました。また今回コロナという言葉を、Googleの画像検索でコロナ発生前と後でそれぞれ検索をして、(Googleの画像検索では、期間を指定して検索できます。)それぞれ画像検索を


しました。そうするとbeforeはほぼほぼコロナビールのイメージですが、最近ではウイルスのイメージが多くなっています。こんな短期間で言葉に対するイメージが変わるのかと作品作りを通して思いました。

Corona BeforeCorona After

またエリアによってもイメージが異なります。今回は全て共通して「英語」「アメリカ合衆国」という設定でデータを抽出しましたが、例えば「bill」という言葉で検索すると日本では建物のビルティングが多く出ますが、アメリカではビルゲイツ、お札が出ます。


StyleGAN2

今回は、StyleGAN2という技術を使って画像を自動生成しています。


閲覧数:13回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page